【新唐人2010年8月20日付ニュース】中国・内モンゴル自治区のフルンボイルといえば、中国随一の美しい草原として有名です。しかし、最近は石炭の採掘や、大気汚染、過度な放牧などにより、草原が縮小し、砂漠化が日に日に悪化しています。
去年、内モンゴル自治区は石炭の産出量で中国トップになりました。
地元住民によると、大規模な石炭採掘や過度の放牧により、草が育たなくなったそうです。
地元住民 孫さん
「石炭があちこちで採掘され、地下水位が低下、過度な放牧で草も生えません。10年前、膝まであった草がくるぶしあたりです」
専門家によると、フルンボイル草原は毎年2%の速度で後退しています。特にここ数年、石炭採掘が活発で、環境が犠牲になっていると地元住民は嘆きます。
地元住民 金さん
「工場の排気などで草は黒くなり、地下水位も低下、川が枯れることもあります」
地元住民 李さん
「工業化の汚染は深刻です。砂漠化が進んでいます」
地元当局によると内モンゴル自治区は、石炭の埋蔵量が7000億トンで、中国のトップだそうです。
新唐人記者がお送りしました。
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